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あるオリンピアンが差別について語ったことば

『多くの憎悪と恐れは、知らないことに起因している。知ることで、状況は改善する』

 

多くの患者さんは自分の身体の中で何が起こっているのか分からないがために不安を感じている。

自分の身体に起こっているシステムの不具合を修復するシステムを自己治癒力というが、本来なら無意識で働く自己修復は何らかの原因で正常に働かないことがある。

自分の身体の中で起こっている状況を認識できない、もしくはその状況を認知したくない心理的な要因が考えられる。また、自分以外の外的な要因によるものもある。自己認識ができると自己治癒力が促されることを治療者は認識するべきであって、ただ身体を見るだけでなく心やその人の環境にも思いを巡らせなくてはならないと思う